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【家電販売員が解説】掃除機の選び方

家電
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今回は掃除機の基本を解説します。

吸うタイプです。スチームとか高圧洗浄機などはまた今度。

これまたなくてはならない家電ですね。たまに「ほうきで大丈夫。」っておっしゃる強者もいますが、ほとんどの家庭には掃除機あるはずです。あるよね?

なぜかうちの実家は4台ぐらいあります。

今はスティック型掃除機が人気です。

場所も取らないし、すぐ取り出せて掃除する気もわきます。

でも駆動時間の問題で、昔からあるゴロゴロ運ぶキャニスター型は今でも選ばれている掃除機です。

じゃあ、どうやって選べばいいのか?

そもそもいろいろな形があるけど、どう違うの?

価格の違いは何?

っていう部分を解説していきます。

この記事を読むとわかる事
  • 掃除機の種類の違い
  • 紙パック式とサイクロン式の考え方
  • 吸引力の考え方
  • ヘッドの違いによる効果
  • 掃除機選びが更に1歩理解しやすくなります
某量販店で家電販売歴15年以上のあきちです。
家電アドバイザーという資格も持ってますよ。3児のパパ。ゲーマー。
興味を持った家電製品の紹介、感想などを伝えてます。
家電に全く関係ない事や、欲しいものも書いてるよ!

掃除機の種類

大きく分けて掃除機には4種類あります。

昔からあるキャニスター型。本体を引っ張っていくスタイルですね。

取り回しが強いスティック型。

ちょいとその辺を掃除したいな。に強いハンディー型。

掃除をさぼらないロボット型。これからはロボットが増えるでしょうね。

それぞれ細かく確認しましょう。

キャニスター

バッテリー容量など気にせず好きなだけ掃除できます。

コンセントにさして動かしているだけあって、吸引は強いです。

お掃除大好きな人はメインをこちらのキャニスター型、サブでスティック型を揃えられます。

ネックはその形状かなと思います。なんでもそうですが取り出しやすく、片づけやすいもの、が使うときのめんどくささが減ります。

最近は素材を軽くして本体重量が以前より軽くなってます。が、それでも重いっていう事で年配の方は嫌がりがち。

スティック

売れ筋のスティック型。2017年ごろからはキャニスタータイプより売れているらしいです。

「取り回しやすい」は正義だと思ってます。

取り出しやすい、片づけやすいというだけで人は、その商品を使おうと思う気持ちがアップします。

しかしお買い得な商品だと、バッテリー駆動が最長20分とかだったりします。5万ぐらいの商品でも、20分ぐらいってものもあります。

アパートだったり、広い範囲を掃除しないって方は大丈夫と思いますが、気になる方はバッテリー容量が大きなもの、バッテリー着脱式で複数バッテリー準備するなどの対策が必要です。

意外とバッテリーの寿命も早めに来るパターンもあります。商品の個体差はどうしてもありますが、2年ぐらいでバッテリーの持続時間は、かなり短くなります。
商品によっては、ほとんど使えなくなり、修理に出すとバッテリー交換ってパターンがあります。
しかし、この場合、消耗品扱いなので電気屋さんの長期保証が効かなかったりします。
人によってはめっちゃ怒ります。わたしもめっちゃ怒られた事あります。「そんなん俺に言われても…」とは思いますが、気持ちはわかります。

少し愚痴っぽくなりましたが、掃除機としてみた場合は優秀な商品が多く、先ほど少し上げましたがバッテリーの改善も日進月歩で、ダイソンは最長1時間とか大丈夫です。
注意点として、あくまで最長なので、吸引力をあげるモードだとだいたいどれも10分ぐらいです。

形状の違いで、手元モーター式と足元モーター式があります。

モーターの場所自立するかどうかその他
手元モーターしない持った時に安定感がある
本体と床ブラシを直接つなげてハンディ型にできる
足元モーターするハンディクリーナー部を本体から外して使用できる

ハンディー

小さく作られており、持ち運びはスティックタイプより楽です。机の下の掃除や、車の中などちょっとした箇所の掃除に適してます。

ハンディータイプの中には布団掃除機もあります。ちょいと前からあるレイコップなんかは有名ですね。

最近人気があるように感じるのはシャーク(シャープじゃないよ)ってメーカーの細長いハンディークリーナーです。
ヘッドが狭い分、広い箇所の掃除は不向きですが、狭い所や、お菓子を少しこぼした場所など、狙った場所の掃除は非常にやりやすいです。
ハンディークリーナーは使いたいときに、サッと使えるのがいいと思います。シャークのようなスリムタイプはサッと使いやすいですね。

アイリスオーヤマなども似たような形の掃除機を出してきてます。

ハンディークリーナーといえばスリムタイプって言ってもいいぐらい嫌いじゃないです。

っていうかパソコン掃除用に欲しい。

ロボット

これからはロボット掃除機を普及させようと各家電量販店はがんばっているはずです。

以前はスティッククリーナーは主流じゃありませんでしたが、今や主流と言ってもいいでしょう。

そして、次はロボット掃除機かなと思われます。単価も高いから、販売員の方もたくさん販売したいです…

ロボット掃除機も価格差がかなりあり、一見しただけではよくわかりません。似たような形ばかりですし。

有名どころはルンバですね。

ロボット掃除機を検討するなら、まずはできる事を確認しましょう。

吸引ではなく拭き掃除専用機種もあります。

そして最近の機種は吸引して掃除するだけではなく、拭き掃除もしてくれます。

充電台に戻った後に、吸ったゴミをゴミをためるタンクに吸引させ、その都度本体のお手入れをしなくても大丈夫な商品もあります。

エコヴァックスから出ている商品は水拭きした後、充電台に戻るときにモップを自動で洗ってくれます。

もちろんそのような商品は価格もそれなりです。20万近くしてきますね。

走行方式も大事です。

マッピング型とランダム型があります。

ランダム型はその名通り、部屋の中をランダムに走行し、障害物に当たれば方向転換するなどし、掃除していきます。

マッピング型はスマホアプリを確認すればわかりますが、部屋の間取り、家具の位置をロボット掃除機がレーザー照射などで計測し、結構正確なマップを作製してくれます。

マップが正確だと走行も上手になり、より効率的に掃除してくれます。

カメラ付きモデルもあり、賢い機種になるとペットの糞、ケーブルなど掃除してはいけないものを避けて走行し、なおかつアプリでその位置をお知らせしてくれます。

どんどん進化していき、掃除がどんどん楽になります。

もちろんある程度のお片付けは必要です。

逆に言えば下に物を置かないよう片づける習慣がつくかもしれません。

階段など難しい場所もあるので、スティック掃除機などと組み合わせて使うといいですね。

まぁでも、人間と違ってさぼらないロボット掃除機は便利です。ぜひ検討してもらいたい!

「わたしはさぼらないし、ロボット掃除機より働く!」と豪語されるお客様もいらっしゃいましたが。

紙パック式とサイクロン式

キャニスター、スティック、ハンディもですが紙パックにごみを溜める紙パック方式と、ダストケースにゴミを溜めるサイクロン式の2つの方式があります

紙パックのメリット

紙パックタイプは、お手入れがらくですね。

ごみが溜まったら紙パックをポイっと捨てて、簡単に新しい紙パックを装着できます。

小まめなお手入れが苦手な方には紙パックタイプがおすすめです。

今でもいろいろな新機種があります。たまに紙パックは古いんでしょ?とおっしゃる方がいらっしゃいますが、そんな事ありません。

紙パックのデメリット

単純に紙パックが消耗品なので経済的に負荷がかかります。1,000円ぐらいでありますので、そこまで負担は無いですが。

ゴミが溜まると吸引力が落ちるのもデメリットです。あんまりパンパンになる前に変えてあげましょう。

サイクロンのメリット

紙パック買う必要がないので、めんどくさくないです。

紙パックに比べれば、吸引力が持続される点もいい所ですね。

空気の通り道の関係なのですが、紙パックよりも排気に嫌な臭いがしづらいです。

ここに重点をおく方もいらっしゃいます。

サイクロンのデメリット

サイクロン式はお手入れをさぼると吸引力が低下しまくります。そして、その際の掃除機の掃除が大変です。フィルタータイプはがっちりほこりがつまります。

お手入れが苦手な方は紙パックタイプが無難です。

価格が高い機種はフィルターレスと言ってお手入れが楽な機種もあります。

高価ですが、お手入れは楽になりますし、吸引力もUPしますのでおすすめです。

カタログなどに記載されている吸込仕事率〇〇〇Wの意味

よく店頭やカタログで吸込仕事率240W!とか600Wとか記載してあります。

数字が大きいほど吸引力が大きくなるイメージかと思いますが、実際は床の状況、ヘッドの床への密着度、紙パックにゴミがいっぱいなのか、など様々な要素で吸引する力は変わってきます。

高い機種ほど吸込仕事率が低い表示が多いです。

それでも後述するヘッドのブラシの違い、さきほど記載したフィルターレスにする構造などで、より効率よく吸引することで問題なく掃除できるようになってます。

数字が大きい紙パック式では、空気が紙パックの中を通っていく仕組み上、ゴミが溜まっていくと吸引力はどんどん低下します。

なので一概にこの数字だけで決めることはできないのです。
それでも吸引力の目安にはなります。

ヘッドのブラシの違い

ブラシ無し

数千円のやっすい機種はブラシが無かったり、スティッククリーナーでもフローリング専用でブラシが無かったりします。ゴミをかきとる力は皆無なので、おすすめはしないです。

タービンブラシ

空気の力でブラシが回るタイプです。

吸い込む力でブラシを回しているので、高い力は無いです。

しかし電力を使ってないので、水洗いできたりといい所もあります。

パワーブラシ

内蔵されているモーター使ってブラシを回転させます。

この協力に回転させるブラシを使って絨毯の髪の毛や、糸くずなどをよりしっかりかき出し、吸い取ってくれます。

でも髪の毛なども強力に巻き付きます。その時はちゃんとヘッドのお掃除を。

自走式ブラシ

パワーブラシの仲間です。掃除機を前に動かすときに、より軽い力で前に進むので、掃除機が重く感じる方にはとても重宝する機能です。

ダイソンなんかは自走式はありません。日立など国内メーカーに多く採用されてます。

こちらも強力に髪の毛からまるので注意を。

まとめ

いろんな種類がある掃除機でした。

掃除機の種類は

キャニスター持続時間気にせず、高い吸引力
スティック片付けしやすく、掃除したいときにすぐ実行しやすい
ハンディ狭い所や、車の中などいろいろな場所で使いやすい
ロボットさぼらず、環境があれば家中自動で掃除

お手入れが楽な方がいい方は紙パックおすすめです。

サイクロンを選べば、紙パック買う必要なく吸引力も長続き。

ブラシの種類で掃除機の性能変わります。

パワーブラシがついている商品だと、絨毯の髪の毛などしっかりかきとり吸い取ってくれます。
スイスイ進む自走式もおすすめです。

掃除機の基本的な情報でした。

各メーカーの特徴などまた機会があれば執筆していきたいと思います。

それでは!

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