8インチクラスで人気があるタブレット「Headwolf FPad5」と「ALLDOCUBE iPlay50mini Pro NFE」を実機で比較していきます。
両方ともコンパクトなのでスムーズな動作で楽しめるタブレットです。子供から大人まで持ちやすく快適な操作で使えます。
実際に使ってみて感じた大きな違いはスピーカーの音質ぐらいです。タブレット自体の動作はどちらも大きな違いは感じません。
音質、ディスプレイの明るさ、SIMが使える周波数帯はFPad5、ストレージ容量を気にする方はiPlay50mini Pro NFEがおすすめです。
▼コンパクトで動画もキレイでサクサク快適!iPlay50mini Pro NFE♪
>>>iPlay50mini Pro NFEの実機レビューはこの記事でご紹介しています
▼持ちやすく動作も快適なAndroid14!Headwolf FPad5♪
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実機での比較:どちらもコンパクトで持ちやすい
実際の商品で2つのタブレットを比べてみました。サイズはどちらも同じ8.4インチタブレットですので、大人も子供も持ちやすいタブレットです。
似たようなデザインですが、充電端子の位置が違ったりと多少作りに違いがあります。
サイズ・重さ・デザインはほぼ同じ
FPad5とiPlay50mini Pro NFEを実際に測ってみたサイズです。ほとんど同じサイズですが、すこしだけFPad5が重たい結果でした。
実際に持ってみて違いを感じるほどではありません。サイズや重さでどちらか選ぶことは難しいですね。
サイズ | 重さ | |
FPad5 | 長辺 201.5 × 短辺 125× 厚さ 8.0 ㎜ | 330.5 g |
iPlay50mini Pro NFE | 長辺202 × 短辺126 × 厚さ7.8 ㎜ | 309 g |
側面のボタン配置は少しだけ違います。
↓iPlay50mini Pro NFEの上部にはUSB端子があります。上にあることで充電しながらの作業がとてもしにくいと感じました。
設定画面はiPlay50mini Pro NFEが使いやすい
↓iPlay50mini Pro NFEの設定画面
iPlay50mini Pro NFEの設定画面は、左側に項目、右側に内容が表示されるスタイルです。こちらのスタイルが見やすいので、操作に不慣れな方には嬉しい設定画面ですね。
↓FPad5の設定画面
FPad5はいたって普通の設定画面でした。
処理性能:ほぼ同じだがストレージテストは大きな違いが出た
各種ベンチマークでテストをしてみた結果です。
チェック項目 | iPlay50mini Pro NFE | FPad5 |
---|---|---|
Antutu V10ベンチマーク | 399,152 | 395,581 |
Antutu V10ストレージテスト | 45,645 | 25,590 |
Geekbench6ベンチマーク | Single core:712 Multi core:1,877 | Single core:736 Multi core:2,026 |
PCMark for Android ベンチマーク | 8,874 | 8,602 |
PCMark for Android バッテリーテスト 100%から20% | 輝度100% 5時間10分 | 輝度100% 4時間50分 |
Antutu V10充電テスト 10W | 49%→99%:123分 | 17%から93%:137分 |
ストレージテストはiPlay50mini Pro NFEが高スコア
ストレージの性能はiPlay50mini Pro NFEがかなり高スコアでした。
FPad5とiPlay50mini Pro NFEのストレージの違いですが、
- FPad5:128GB UFS2.1
- iPlay50mini Pro NFE :256GB UFS2.2
赤字にしている部分の性能差が数値に出ているようです。(詳しい方いたらコメントで教えてほしいです)
どちらも高速なのですが、UFS2.2の方がより高速なストレージです。ただ実際の利用では、ゲームアプリの起動などそこまで大きな時間差は感じませんでした。
多少はiPlay50mini Pro NFEの方がゲームアプリの起動が速いと思えるときはありました。「勝利の女神NIKKE」5秒ほどiPlay50mini Pro NFEが速く起動しました。誤差かな?と思える程度でしたが、少しでもアプリの起動を速くしたい方はiPlay50mini Pro NFEを検討しましょう。
他のベンチマークはほぼ同じスコア
その他のベンチマークスコアはどれも似たような結果になりました。SoCにはどちらもHelio G99を採用しており、メモリも同じなので納得のスコアです。
Antutuスコアの動作目安は下記の表で確認してください。
Antutuスコア | 動作の目安 |
---|---|
およそ400,000 | ブラウジングなど普段の動作はとても快適 ゲームも画質を求めなければ楽しめる |
およそ220,000~250,000 | ブラウジングなど普段の動作は快適 ゲームは2Dのものなら楽しめる |
およそ150,000~200,000 | サクサク感は減るが普段の動作は問題なし ゲームは2Dのものなら楽しめる |
どちらのタブレットも動画を見る、電子書籍を楽しむ、インターネット検索など普段の動作は何もストレスを感じることなく楽しめます。動作が重たいゲームは快適とはいえませんが、いろいろなゲームも十分楽しむことができました。
タブレットの動作だけで考えれば、どちらのタブレットを選んでも違いはありませんよ。
ディスプレイの品質
FPad5とiPlay50mini Pro NFEのディスプレイの共通したディスプレイのスペックは、
- ディスプレイサイズ:8.4インチ
- ディスプレイ解像度:1920×1200
- リフレッシュレート:60Hz
となっていますが、明るさだけ違います。
FPad5 | iPlay50mini Pro NFE | |
---|---|---|
明るさ | 400nit | 300nit |
メーカーのスペックではFPad5の方が明るいディスプレイになっています。明るさMAXで両方のディスプレイを比較してみました。
コントラストはiPlay50mini Pro NFEの方が自然に感じます。ですが、現物を見るとFPad5の方が明るいディスプレイでした。
ディスプレイの明るさではiPadなどにはかないませんが、外でよく使うという方は明るいディスプレイの方が見やすくなります。
どちらのタブレットも画質自体に大きな差があるわけではありません。少しでも明るいディスプレイが良いという方はFPad5を選びましょう。
カメラの画質
どちらもカメラの画質はおまけレベルですね。ボヤっとした画質です。
カメラの画質で選ぶようなタブレットではありません。なのでカメラの画質は気にする必要はありません。
↓iPlay50mini Pro NFE
↓FPad5
音質はFPad5が上
音質はFPad5の方が上です。
そもそもiPlay50mini Pro NFEはAmazonの販売ページでも、音質には期待しないでという旨の記載があります。スピーカーが1つだけなので、しょうがない部分ですね。
FPad5も音質重視なスピーカーではありませんが、iPlay50mini Pro NFEと比べると多少はいい音に聞こえます。
2万円台の価格帯のタブレットに音質まで求める方は少ないかもしれません。ですが、少しでも音質を重視する方はFPad5を検討しましょう。
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スペック表で比較
詳細なスペック表で比較しました。
カテゴリ | 項目 | FPad5 | iPlay50 mini Pro NFE |
---|---|---|---|
OS | Android 14 | Android 13 | |
デザイン | サイズ | 長辺 202×短辺 125×厚さ 7.5㎜ | 長辺202.7x 短辺126 x 厚さ7.5㎜ |
重さ | 320g | 307g | |
カラーバリエーション | グレー系の1色展開 | ディープスペースグレー 1色 | |
性能 | SoC | MediaTek Helio G99 | MediaTek Helio G99 |
CPU | オクタコア (2x ARM Cortex-A76 @ 2.2 GHz, 6x ARM Cortex-A55 @ 2.0 GHz) | オクタコア (2x ARM Cortex-A76 @ 2.2 GHz, 6x ARM Cortex-A55 @ 2.0 GHz) | |
GPU | Mali-G57 MC2 | Mali-G57 MC2 | |
メモリ | 8GB (16GBまで拡張可能) | 8GB (16GBまで拡張可能) | |
ストレージ | 128GB UFS 2.1 | 256GB UFS 2.2 | |
microSD | 2TBまで | 512GBまで | |
ディスプレイ | ディスプレイサイズ | 8.4インチ inCell IPS | 8.4インチ inCell IPS |
ディスプレイ解像度 | 1920×1200ピクセル | 1920×1200ピクセル | |
輝度 | 400 nit | 300 nit | |
widevine | L1 Netflix対応 | L1 Netflix対応 | |
ネットワーク | SIM対応かどうか | デュアルSIM対応 | デュアルSIM対応 |
LTE対応周波数帯 | FDD: B1/3/5/7/8/19/20/28AB TDD: 41 | FDD: B1/2/3/4/5/7/8/20/28AB/66 TDD: B38/39/40/41 | |
Wi-Fiの種類 | デュアルバンド(2.4 GHz + 5 GHz) | デュアルバンド(2.4 GHz + 5 GHz) | |
対応しているBluetooth | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 5.2 | |
センサー | 加速度センサー、重力センサー | 加速度センサー | |
カメラ | 背面カメラ解像度 | 13MP | 13MP |
前面カメラ解像度 | 8MP | 5MP | |
スピーカー | スピーカースペック | 2つのスピーカーとKシリーズアンプ | モノラルスピーカー |
バッテリー | バッテリー容量 | 5500mAh | 5000mAh |
おおよその使用時間 | 7~8時間 | 7~8時間 | |
充電の性能 | 10W | 18W急速充電 | |
その他機能 | 衛星システム | GPS BDS Galileo A-GPS | GPS GLONASS Galileo Beidou |
その他 | USB Type-Cポート 3.5mmオーディオジャック | USB Type-Cポート 3.5mmオーディオジャック | |
顔認証機能 | 〇 | × | |
付属品 | TypeC USBケーブル 保護フィルム(貼付済み) ACアダプター 説明書 SIMピン | TypeC USBケーブル 保護フィルム(貼付済み) ACアダプター 説明書 SIMピン |
細かい部分まで含めた主な違いは以下の内容です。
- FPad5の方がディスプレイが明るい
- FPad5はAndroid14、iPlay50mini Pro NFEはAndroid13
- iPlay50mini Pro NFEがストレージの性能は高い
- FPad5はLTE周波数帯にB19が対応
- FPad5の方がバッテリー容量が大きい
- FPad5の方が高音質
- FPad5は顔認証でロック解除可能
- FPad5はA-GPSに対応
センサーと衛星システムにも若干の違いはありますが、使用していて違いを感じる要素ではありません。
FPad5とiPlay50mini Pro NFE、どっちがおすすめ?
実際に使ってみて、どっちがどのような人におすすめか確認します。選ぶときの参考にしてください。
FPad5がオススメな人
FPad5の主な優位な点は、
- ディスプレイが明るいので、外でも見やすい
- iPlay50mini Pro NFEより多少はいい音
基本的な動作速度は変わりません。iPlay50mini Pro NFEより少ないストレージ容量に問題が無いのであれば、FPad5がオススメです。
iPlay50mini Pro NFEがオススメな人
iPlay50mini Pro NFEが大きく優位な点は、
- 256GBのストレージ容量
ストレージ容量がFPad5の2倍という点、ストレージ速度も速いという優位性はあります。
たくさんアプリをインストールしたい、動画などの容量が大きなデータをたくさん保存したいという方はiPlay50mini Pro NFEを選びましょう。
どちらかといえばFPad5がオススメ
FPad5とiPlay50mini Pro NFEを比べてみましたが、どちらもコンパクトで使いやすいタブレットでした。動作も快適だったので、普段使いには十分すぎるほどです。
わたしの使い方では決定的な違いはありませんでした。FPad5の128GBというストレージ容量で問題も感じません。
明るさやスピーカーの作りを考えれば、今はFPad5をおススメします。とはいえ、容量が大きな方がいいという方はiPlay50mini Pro NFEを検討してみましょう。
選ぶときの参考にしていただければ幸いです。
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