Headwolfから発売されたWPad5を購入しました。
触ってみた感想としては、
- YoutubeやNetflixなどは快適に楽しめる
- 簡単なゲームだけちゃんと動く
- ハードに使わない人は十分なスペックでコスパよし
といった感じのタブレットでした。
1万円台で購入できるので、大きめの画面で動画を見たい、電子書籍を楽しみたいという方にはコスパよく導入できるタブレットですよ。
本文で詳しく紹介していきます。
▼コスパ重視で普段使いは快適!Headwolf WPad5♪
WPad5の基本スペック
WPad5の外箱、付属品
届いた箱から見ていきます。
パッと見たらキレイな箱でしたが、下の方に軽いへこみがありました。今までの格安タブレットでこのような事はありませんでしたので、ちょっぴり残念。
箱にへこみはありましたが、中身はまったく問題ありません。日本の家電でも箱に傷があるのはよくあります。
付属品はいつも通りのセットです。
付属品の内容は
- ACアダプター(10W)
- TypeC USBケーブル
- SIMピン
- 取扱説明書
- 高評価のお願いカード
ACアダプターは10Wなので、一般的な速度での充電です。そこまで大きな容量のバッテリーではないので、10W充電で問題ありません。
説明書にはちゃんと日本語のページがありました。普段Androidのスマホを使っている方はそこまで必要性を感じないでしょうが、初心者の方は一度目を通せばカスタマイズの方法などかい操作がわかりますよ。
外観・筐体の質感:メタルボディではない
外観はチープではなくしっかりした作りです。ひんやりするメタルボディではありませんが、動作には関係ないので、見た目に高級感を求めない方には問題ありません。
筐体の色はブラックなのですが、実際に見てみると濃いグレーというイメージです。
ディスプレイに最初から貼ってあるフィルムの下に、液晶保護フィルムが最初から貼ってあります。最初からフィルムを購入する必要はありません。
ただ指の滑りが悪いフィルムなので、ゲームをよくするという方は操作性を考えてフィルムを買い替えてもいいかもしれません。
カメラのでっぱりはそんなに気になりません。
側面のボタン類を確認していきます。
↓上辺にはイヤホン端子、電源ボタン、音量ボタンがあります。
↓下辺にはスピーカーが2つ搭載。
↓左辺にはmicroSDカードスロット、TypeC USB端子。
↓右辺には何もありませんでした。
サイズ・重さ
WPad5のサイズを確認していきます。
↓長辺は245㎜。
↓短辺は161㎜。
↓厚さは9.5㎜。
↓重さは504g。
実測値のサイズをまとめると、
- 長辺245㎜ × 短辺161㎜ × 厚さ9.5㎜
- 重さ504g
でした。
ECサイトにある公称値は、
- 長辺 246.1㎜ × 短辺 162.8㎜ × 厚さ 10.2㎜
- 重さ500g
まぁまぁ実測値ぐらいかな?というサイズ感です。
500mlのペットボトルぐらいの重さですが、長時間手に持って映画を楽しむのはきついかなという印象。スタンドになるカバーを導入すると更に使いやすくなりますね。
10インチのタブレットですが、特に持ちにくいという事はありません。ディスプレイの枠が厚めなので、ケースなしでも持ちやすく感じます。
初期設定をしましたが、Androidタブレットの初期設定は簡単にできます。
初期設定後最初から入っているアプリはシンプルな構成です。余計なアプリが少ないので好感が持てます。
▼コスパ重視で普段使いは快適!Headwolf WPad5♪
ディスプレイチェック:映画やドラマは高画質で楽しめる
ディスプレイの画質をチェックしていきます。
WPad5のディスプレイのスペックは、
- 画面サイズ:10.1インチ
- ディスプレイ解像度:1,920×1,200
- 画素密度:224ppi
- 明るさ:400nit
- リフレッシュレート:60Hz
ディスプレイ自体は2、3万円ほどのタブレットと比べても見劣りしないスペックです。実際に画面を見ても十分キレイな映像を楽しむことができます。
8,000円ほどのタブレットでは、解像度が低く映像の鮮明さがかなり損なわれます。WPad5は1万円台前半で買えるタブレットなのに、ディスプレイの質は問題ありません。
400nitのディスプレイの明るさも問題ありません。暗い場所ではもちろんキレイですし、昼間の外でも見やすいディスプレイでした。
映画やドラマをメインで楽しみたいという方には、十分満足できる映像の品質ですよ。
iPadと比べるとディスプレイ品質は劣る
フリー素材の画像で他のタブレットと映像を見比べてみました。
↓iPadの第9世代と比べてみました。iPadの方が自然な色合いで表現しています。
↓同じサイズで同じHeadwolfから発売されているHPad5とも比べてみました。HPad5の方が多少青が強い映像です。
どちらも画質の設定はデフォルトのままですが、違いがでてきました。商品によっての多少誤差はあるのでしょうが、画質だけでみるとWPad5の方がいいように思えます。
ただ、タブレット本体の動作のサクサク感は圧倒的にHPad5なので、性能重視の方にはHPad5をおすすめします。
⇒HPad5の詳細はこちら
WidevineはL1なので高画質再生可能
WPad5のWidevineはL1でした。
Widevineの詳細はこちら
WidevineがL1なので、NetflixやAmazonプライムビデオを高画質で再生することができました。WPad5は全体の動作がスムーズというタブレットではありませんが、動画や映像サービスはまったく問題ありません。
むしろキレイな画質で楽しむことができるので、映画やドラマを楽しむ専用と考えて導入しても大丈夫ですよ。
昨年はNetflixだけL3になり通常画質になってしまうというタブレットが多かったのですが、今はNetflixも高画質で見れてうれしい限りです。
Amazonプライムビデオもちゃんと高画質再生を確認することができました。
日本で楽しむ主要な映像のサブスクは高画質再生できます。ディスプレイのスペックも価格以上に高いので、高い没入感で映像に浸ることができますね♪
項目 | 高画質再生 |
---|---|
Netflixでの高画質再生 | 〇 |
Huluでの高画質再生 | 〇 |
ディズニープラスでの高画質再生 | 〇 |
Amazonプライムビデオ | 〇 |
▼コスパ重視で普段使いは快適!Headwolf WPad5♪
スペック測定
各種ベンチマークソフトを使って、スペックを数値化しています。購入の参考にしてください。
各種ベンチマークチェック:Antutuは約21万
チェック項目 | 結果 |
---|---|
Antutu V10ベンチマーク | 212,730 |
Antutu V10ストレージテスト | 6,134 |
Geekbench6ベンチマーク | Single core:381 Multi core:1,353 |
PCMark for Android ベンチマーク | 6,709 |
PCMark for Android バッテリーテスト 100%から20% | 明るさMAX:4時間58分 |
Antutu V10充電テスト | 55%→100% 80分 |
Antutuスコアはおよそ21万でしたので、普段の動作は問題ないという動きです。
Antutuスコア | 動作の目安 |
---|---|
およそ400,000 | ブラウジングなど普段の動作はとても快適 ゲームも画質を求めなければ楽しめる |
およそ220,000~250,000 | ブラウジングなど普段の動作は快適 ゲームは2Dのものなら楽しめる |
およそ150,000~200,000 | サクサク感は減るが普段の動作は問題なし ゲームは2Dのものなら楽しめる |
WPad5の動作に関わるスペックですが、
- SoC:Unisoc T606
- メモリ:4GB(8GBまで拡張可能)
Helio G99搭載のAntutu40万のタブレットと比べてしまうとスムーズさに欠けます。スペック重視でiPadのようなサクサク動作をイメージしていると、なんか違うという感想になってしまいます。
ですが、1万円台前半でこの動きならコスパ抜群です。インターネット検索や動画視聴、電子書籍を読むぐらいなら、問題なく楽しむことができますよ。
ゲームをしないならWPad5がベストチョイスなのでは?と思えます。
ブラウザの動作は問題なし
画面分割をしてネット検索とYoutubeを同時に操作してみました。画像の読み込みが少し遅いかな?という動きですが、使用する分には問題ありません。
SNSを確認しながらAmazonでお買い物など、大きな画面で効率よく使うことができます。このぐらいの動作ならスムーズに楽しめますよ。
ストレージテスト:ストレージ速度は遅い
テスト項目 | 結果 | 関連する性能 |
---|---|---|
総合スコア | 6,134 | |
Sequence Read | 1,793 | 大きなファイルの読み取り性能 |
Sequence Write | 1,403 | 大きなファイルの書き込み性能 |
Random Access | 2,938 | 小さなデータの読み取りや書き込み性能 |
UFS2.1シリーズ採用のタブレットでは総合スコアが3倍ほど高くなります。なので、公表はされていませんが、WPad5に採用されているストレージはeMMC5.1ではないかと予想されます。
項目 | eMMC | UFS |
---|---|---|
速度 | 遅い | 速い |
価格 | 安い | 高い |
採用機種 | 低価格なタブレット | 高性能なタブレット |
普段の動作では違いは感じませんが、ゲームの読み込みなどではかなり遅く感じるアプリもあります。容量が大きなアプリを使うときは、起動や途中の読み込みがちょっと遅いかも、と思って利用しましょう。
バッテリーテスト:自宅利用なら十分
明るさMAXで約5時間は利用できます。映画1本見るぐらいなら、バッテリーでストレスを感じることなく楽しめますよ。
明るさを下げるともっと長く持つので、自宅で使うことがメインという方には十分なバッテリー性能ですね。
80分あればおよそ45%は充電できます。この充電速度で困るという方はかなりハードに使う方しかいません。隙間時間に動画を見たり、電子書籍を読むぐらいなら1日持つので、寝る前の充電で十分です。
▼コスパ重視で普段使いは快適!Headwolf WPad5♪
その他の性能チェック
カメラ、マップアプリ、音質を確認していきます。
カメラチェック:画質はおまけレベル
WPad5のカメラのスペックですが、
- 背面メインカメラ:800万画素
- 前面カメラ:500万画素
画素数は高いカメラが搭載されています。でも1~3万円台の中華タブレットの画質はなかなか向上しないですね。
実際に撮影した画像です。iPadと比べてみました。
↓iPad 第9世代で撮影
↓WPad5で撮影
カメラの画質は圧倒的にiPadがキレイですね。自然な色合いでの撮影はiPad。
記念撮影など大事な写真はWPad5ではおすすめできません。お持ちのスマホがキレイに撮影できることが多いかも。WPad5のカメラはメモ代わりの撮影など、おまけレベルで使いましょう。
前面カメラは顔認証機能に使えます。1日の最初はPINコードで認証が必要ですが、その後は顔認証で簡単にロック解除できます。
ZOOMでのオンライン会議などにも利用できるので、活用できる場面ではいろいろ使っていければいいですね。
音質チェック:聞ければ大丈夫という人向け
WPad5を横向きにしたときは、底面に2つスピーカーが付いています。
YouTubeで音楽動画をiPadと聞き比べてみましたが、スピーカーは普通ですね。iPadの方がいろいろな音がはっきり聞き取れます。
WPad5もスピーカーが1つのタブレットと比べればキレイに聞こえます。ですが、音質重視ではありません。
音質を気にする方は搭載されているイヤホンジャックを使ったり、ワイヤレスイヤホンやワイヤレススピーカーなどを活用しましょう。
MAPアプリチェック:ナビとしては使いづらい
Googleマップの動作を見てみましたが、若干モッサリ感はありますが動作自体は問題ありません。ですがナビとして使うのは多少使いづらさを感じます。
まず、地磁気センサーがついていないので、自分がどこを向いているかがわかりません。GPSが搭載されているのでナビとしてはちゃんと動きますが、進行方向がよくわかりません。
一度車が動き出せば進行方向はわかりますが、信号で止まるとまたわかりづらくなります。
WPad5はSIMカードに対応していないので、外でナビとして使うときにはテザリングやポケットWi-Fiが必要。
地図の確認はできますが、ナビとして使うには地磁気センサーとSIMカード対応が欲しかったですね。
搭載センサー:加速度計のみ
アプリで搭載されているセンサーを見てみましたが、加速度計のみでした。ここは価格とトレードオフですね。
地磁気センサーがないので、ナビのときに向いている方向が分からなかったり、ジャイロスコープがないのでFPS系のゲームやレースゲームが楽しみづらいですね。
動画を見たりインターネット検索、SNSなどを使うことにはまったく問題ありません。普段の利用が多い方は気にする必要はありませんよ。
ゲームアプリチェック
いくつかのゲームアプリで動作を確認してみました。
タイトル | 動作 |
原神 | 最低画質でカクカクした動作 |
マインクラフト | カクつくシーンもあるが、問題なく遊べる |
Call of Duty Mobile | カクつくシーンもあるが、問題なく遊べる |
ウマ娘 | 遊べるがカクカクした動き |
勝利の女神:NIKKE | 低画質なら問題なく遊べる |
モンスターストライク | スムーズに遊べる |
パズル系のゲームは問題ありませんが、原神などの高画質なゲームはカクカクでストレスなく遊ぶには厳しいですね。
ゲームによっては読み込み速度もかなり遅く、ゲーム重視としてタブレットを導入する方にはおすすめできません。
隙間時間にちょっとパズル系だったり、簡単なゲームを楽しむという方向けです。
原神
最低画質設定でもカクつくような動作です。ゲームができないという事はありませんが、ストレスを感じて楽しめません。
60FPS設定にするとさらにカクカクなので、原神のような負荷が高いゲームはあきらめましょう。
ウマ娘
自分で操作するということがないので、ゲームとしては遊べますがスムーズな動きではありません。
育成パートの動作もカクカクだったので、なめらかな映像で楽しみたい方にはWPad5はオススメできません。
マインクラフト
マイクラは問題なく楽しめました。遠くまでいっても大丈夫です。
モブが多いシーンではカクついたかな?と思うことはありませんが、全体的に快適に楽しめましたよ♪
Call of Duty Mobile
ジャイロスコープがなく最初から貼ってあるフィルムの滑りが悪いので、操作はしづらいです。ですがタブレットのスペックとしては問題なく遊べます。
グラフィック設定は普通にして遊びましたが、ゲームの動作自体は快適でした。
勝利の女神:NIKKE
低画質での動画ですが、問題なく楽しむことができました。そこまで負荷が高くないゲームなので、遊べないタブレットもあまりない印象。
ただ高画質設定にすると、カクつくような動作になります。スムーズな動きで楽しみたい方は低画質設定で遊ぶ必要があります。
それと最初の読み込みがかなり長く感じます。ストレージの速度が遅いのでしょうがないかなぁという部分。隙間時間にちょっと遊ぼうと思うと、なかなか始まらないなぁなんて思ってしまいます。
一度始まれば動作で気になる点はありませんでしたよ。
モンスト
モンストやにゃんこ大戦争など簡単なゲームは余裕で楽しめます。ちょっと遊ぶぐらいなら全く問題ありません。
スペック的にもWPad5でストレスなく楽しめるゲームは、パズル系だったり負荷が低いゲームですね。
ゲームをやるとしても、モンストのような負荷が低いゲームで楽しむのであればWPad5でも大丈夫ですよ。
▼コスパ重視で普段使いは快適!Headwolf WPad5♪
WPad5はどんな人にオススメ?
WPad5がおすすめな人
WPad5がおすすめじゃない人
普段の動作なら問題なし!高コスパタブレット
WPad5は価格的にも全ての動作がスムーズというタブレットではありません。でも1万円前半で購入できるタブレットと思うと、そこそこスムーズに楽しむことができるタブレットです。
WidevineはL1なのでNetflixやYouTubeは、高画質な映像を快適に楽しむことができますよ。
「動画を見るように1台タブレットが欲しい」「多くのことはしないので、価格を抑えてタブレットを検討している」そのような方にはオススメのタブレットです。
低予算で導入できるので、お子様用のタブレットしても買いやすい商品です。コストパフォーマンスは非常によく、普段使いにはこれで大丈夫じゃないか?と思わせるタブレットでした。
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コメント
w5購入 カメラが起動しない
当サイトへのコメントありがとうございます。
せっかくのタブレットだったのに残念ですね。
購入店へは相談されましたでしょうか?
無事に交換なりされていることを願います。