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【家電販売員が解説】単機能レンジの選び方

家電
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電子レンジ壊れた!って方はあわてて新しいレンジを買いに来られます。

そのぐらい今の世の中は電子レンジ使ってますよね。

でも、いざ買いに来られると、

「こんなにいろいろあるとわからないねぇ」
「あっためるだけだから、簡単なので」
「複雑な料理にはそんなに使わない」

みたいな意見が多い気がします。だいたいそうです。

今回はそんな温めだけの単機能レンジを解説していきます。

ほんとはオーブンレンジが圧倒的におすすめです。

でもいらないって方に無理にすすめてもねぇ。とも思いますので、温めだけでいいけど、意外といろいろあってわかならい!って方の為です。

この記事を読むとわかる事
  • オーブンレンジと単機能レンジの違い
  • 単機能レンジの種類
  • レンジの温めかたの違い

単機能レンジとオーブンレンジの違い

どんな料理をしたいかは大事なポイントです。

ほとんどの方がご存じかと思いますが、レンジは大きく2種類あり

  • 温めのみに特化した単機能レンジ
  • 焼いたりもできるオーブンレンジ

大きくこの2種類です。

「温めだけできればいい!」って方は単機能レンジです。

レンジを使って色々なお菓子や、お肉料理など、様々な料理を簡単に作りたい!って方はオーブンレンジです。そんなオーブンが知りたい方は別の記事です。

単機能レンジ

温めるだけといってもいろいろあるものなのです。

まず中の構造ですが

  • ターンテーブル
  • テーブルレス

上記の2種類。

ターンテーブル式

ターンテーブルは回転するお皿が中にあり、その皿の上に食品を載せて温めます。

食品を温めるときは「マイクロ波」ってのを食品にあて、水分子の摩擦熱を使って温めます。

ターンテーブル式は食品を回転させながら、一か所から出てるマイクロ波を照射し、食品などを温めます。

ターンテーブル式のメリットは、とにかく安い!
温めに特化してるので、余計な操作はわからぬ!って方でも使いやすい!

デメリットとしては、お手入れがめんどーってのがあります。回転するお皿と、それを乗せている足みたいなのがあるので、ちょっと拭こうと思っても邪魔です。
それに、温めたいお弁当のサイズをミスってしまい、角が当たり回転しないような事があると、全力で温めムラが起こります。

最近は安くても選ぶ方はかなり減ってきている印象です。一人暮らしの方でもあまり選ばれませんね。

テーブルレス方式

ターンテーブルと違って、照射するマイクロ波を回転アンテナなどを使って撹拌し、庫内食品全体にマイクロ波が行き渡ります。構造上ターンテーブル式より温めムラが起きにくいです。(実際は商品センサーよってムラがけっこうありますが…)

メリットしては、一番はお手入れしやすいことですね。これはどのお客様に言っても「うんうん」ってうなずかれます。やっぱり掃除しやすは大事です。掃除しにくいってだけで人間は掃除しません!
そして回転しないので、庫内に入れば少し大きいお弁当でも温めムラは起きにくいです。

デメリットですが、価格かなと思います。ターンテーブルタイプは5,000円から8,000円ぐらいでいろいろありますが、ターンテーブル式は10,000円以上は見ておいたがいいです。
でもそこまでの価格差ではないので、やはりテーブルレス式がおすすめです。

オーブンレンジを簡単に解説

お肉を焼きたい!お菓子作りたい!という方は焼く機能があるオーブンレンジが必要です。

価格は高くなりますが、できる事は増えますし料理の時短になりますので、ご飯作る担当の方は活用しない手は無いです。言うまでもありませんが、オーブンレンジでも温めはできますよ。

オーブンレンジで焼く、という機能には大きく2種類あります。

オーブンとグリルです。

オーブン加熱

庫内全体の温度を高くし、食品の温度を高めて焼く方式です。じっくり加熱していきます。パン、ハンバーグ、お菓子などが適した調理方法です。

オーブン加熱でも、上下ヒーター加熱、コンベクション加熱の2つがあります。

上下ヒータータイプは低価格商品に多くあります。中をのぞけばヒーターっぽいのがついてます。

コンベクション加熱は熱風循環加熱とも言われますが、これがついていると油を使わない揚げ物調理ができます。好みにもよりますが、油で揚げた方がおいしい気がする…って方が多かったです。

グリル加熱

表面に焼き色をつけたい、薄いお肉、魚を焼くなどに上手な加熱方式です。インスタ映えします。

レンジのセンサー方式

自動温め機能がついている商品はセンサーがついてます。センサーを使って庫内温度などを確認し、最適な温め方に仕上げようとがんばってくれています。

なのでワット数と時間調整だけの安価な商品は、センサーが搭載されていません。価格で決める方は昔ながらのセンサー無しでも温めはできます。

でも少しでも楽に温めしたい方は自動機能ある方がいいですよね?

そんな自動温めに使うセンサーですが、熱の測り方でもいろいろあります。

温度センサー

レンジ庫内の温度を測ってくれます。その温度をもとに出力を制御してくれます。

しかし庫内と食品が同じ温度って訳ではありません。
食品を入れている容器が厚かったり、ラップがかかっていたりで庫内の温度だけが高く、ムラが起きることがあります。

湿度センサー

庫内の水蒸気の量を測り、それをもとに温度制御します。

こちらもラップなどで、水蒸気量をうまく計測できずあたためすぎが起きたりします。

蒸気センサー

庫内の水蒸気の温度を測ります。やはりラップなどで蒸気がうまく測れない時はムラができます。ラップはフワっと。

パナソニック、シャープなど少し高めのレンジに搭載されてる事が多いですね。湿度と似てますが、こっちの方が精度は高いようです。

重量センサー

ターンテーブル式に採用が多いです。食品とお皿の重量から、出た蒸気の重量を計測します。お皿が重すぎたりしたら、計測が難しく加熱しすぎたりします。

赤外線センサー

上級機に搭載が多いです。食材の表面の温度を赤外線を使って計測します。精度も高いですが価格も高くなります

単機能レンジの注意点

周波数によって選ぶ商品注意

主にターンテーブル式ですが、西日本専用、東日本専用ってモデルがあります。周波数が60Hzか50Hzの違いです。西が60、東が50です。異なる地域で利用してしまうと、

  • 動作しない
  • 動作しても著しく性能が落ちる
  • 過剰に動き、最悪発火

上記のような事が起こりえます。引っ越しなどが多いって方は、どっちも大丈夫な「ヘルツフリー」な商品にしましょう。
関東から九州に進学する!みたいな要注意です。電気屋さんで買うときは案内があるので大丈夫と思いますが、ネットなどで買うときは気を付けてください。
基本的にめっちゃ安い商品だったり、型番の末尾に5とか6とか50とか60とかついているのは怪しいです。

あきち
あきち

ここ最近は電子レンジぐらいしか周波数問題は無いですね。

設置する時のサイズに注意

商品により様々ですが、設置の際に後方10cm、上方15cm、左右どちらか4cm開けてくださいなど、設置する際に空間を開けなければいけません。各商品により違うのでカタログなどしっかり確認が必須です。

また扉が横に開くのか下に開くのかでも使用感が違ってきます。少し上の棚に置くのに、扉が下に開く商品だと使いにくいと後悔することになります。

設置する場所によって商品の外見も考えていきましょう。

まとめ

今回は温める事に特化した単機能レンジの解説でした。

  • 単機能レンジは温めに特化した商品
  • ターンテーブルとテーブルレス式がありますが、おすすめはテーブルレス。
  • いろいろなセンサーがあるので、スペックを確認し適した温め方を確認。
  • 使う地域、置く場所によっても確認が必要なので要チェック

以上の事を知ったうえで電気屋さんだったりアマゾンみたりすると、また違った視点で考えられると思います。

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