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【家電販売員が解説】オーブンレンジの選び方

家電
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オーブンレンジを使っている方は、ある程度どういう商品ってわかると思います。

初めて買う方はわからないこと多いはず!

いざオーブンレンジ調べてみたら、いろいろありますよね。
そんで高いのは10万円とかしちゃいます。

何も知らなくてそんな商品見ても、とても買い物はできないですよね?

「2万円ぐらいのオーブンと10万円のオーブンと何が違うの?」

「どういう料理ができるの?」

「サイズはどのぐらいがいいの?」

みたいな疑問が解決できるよう解説していきます。

今回は据え置き型レンジです。

この記事を読むとわかる事
  • 買う前に確認しておきたいサイズ
  • 価格で違う温度を確認する方法、センサーの種類
  • 加熱方法の違いで、何が違ってくるのか

オーブンレンジのサイズ

最適なサイズの選び方

電気屋さんだと、洗濯機や冷蔵庫みたいなでっかい家電が多いので小さく感じるかもですが、でかいです。

すでに置いており、買い替えの方はいいですが、新規で購入検討の方は要注意です。

でかさだけではなく、熱の関係で空間を開けておく必要もあります。

利用する人数から考える

よく言われているのは

人数容量
1人暮らし20L以下  
2人暮らし21~25L  
3~4人暮らし26~30L
5人以上31L以上

っていうサイズです。
でも1人暮らしで大きいケーキ作るかもしれないから、欲しいサイズでいいと思います。
でも大きいのは価格も上がります。

でも大家族がちっさいオーブン買っちゃうと絶対後悔します。大きい皿入らない!とか調理できる量が少なくて時間かかる!とかなります。

でも1人暮らしで、本格的な調理可能な上位モデルで小ぶりなサイズがあんまり無いんですよね。

置くときの空間に注意

単機能レンジでも記載してますが、排気口や吸気口塞がないように商品によって必要な空きスペースが必要です。

天面10cm以上、背面10cm以上、側面4.5cm以上など、各商品によって決められてます。

しかし価格が上昇するにつれて置く際のスペースが緩和されます。

少し上の中級商品で背面ピッタリ、左右は2cm必要。

更に上のクラスで背面、左右ピッタリOKという機種ばかりになってきます。

それでも天面は10cmは開ける必要があります。

たまに「棚の中に入れ込むから、これならサイズピッタリ!シンデレラフィット!!」って方がいます。シンデレラフィットは嘘です。とりあえずダメです。

カタログやホームページで確認するなどして、置く場所をしっかり確保しましょう。

この放熱スペースを守らないと、誤作動でレンジが止まったり、壁が熱で変色したりといいことはありません。故障確立も高くなるかもです。修理は大変です。

必ず守りましょう!

オーブンレンジのセンサーの違い

これも単機能レンジと同じです。

自動で温めたり焼いたりするにはセンサーを使って食品の状態を把握する必要があります。

そのセンサーの精度が高いほど、より簡単においしく調理可能となります。

センサーの種類チェック方法注意点
重量センサー食品の重さを測定し情報を送る容器の重さによってはムラが出る
温度センサー庫内の空気温度を検出。食品と庫内の温度は違うためムラが出る
湿度センサー水蒸気の量を検出。フタやラップがしてある食品は水蒸気をうまく検出できず過加熱することも。
蒸気センサー水蒸気の温度を検出。湿度と同じ
赤外線センサー食品の表面温度を検出価格が高い
赤外線アレイセンサー庫内の底面全体温度を瞬時に検出価格がもっと高い

上位機種になると複数のセンサーを同時に使用し、より精度を高めていきます。

メーカーセンサー方式特徴
パナソニック64眼スピードセンサー全エリアの温度検知が早い
なので時短調理が上手
シャープ赤外線ムーブセンサー
湿度センサー
温度センサー
温度が違う食材(冷凍と常温など)でも
仕上がりのバランスがいい
日立センター赤外線センサー
重量センサー
温度センサー
温めでも焼く調理でもはムラが少なく
精度が高い
東芝1024ポイント赤外線センサー
温度センサー
食品の位置を的確に見極めセンシング
ドームアンテナと併用してムラなくす
代表メーカー高級機のセンサー

上位機だけのおおまかな違いです。

中級機はセンターだけ見る赤外線だけとか、湿度、温度センサーだけだったりします。

それでも温度センサーだけ、など単一のセンサーに比べれば温めムラ、焼きムラなど少なく優秀です。

細かいメーカーごとの違いはおいおい書いていければと思います。きっと。

オーブンレンジの加熱方法の違い

ヒーター加熱

上下についたヒーターを使って加熱します。

安い機種はだいたいヒーター方式です。ヒーターが見えている商品はお手入れがしにくいです。

コンベクション(熱風循環方式)加熱

庫内背面などについているヒーターの熱を、ファンを使って熱風を循環させます。その名の通りの動きですね。油を使わない揚げ物調理も可能です。

高い機種についてます。

グリル加熱

上面などについているヒーターで、食品の表面を焼き上げます。いい感じの焦げ目をつけます。

焼き魚やお肉などのインスタ映えが上手ですね。

スチーム加熱

スチーム容器などを使って、庫内に蒸気を発生させて蒸し上げます。

肉まんだったり茶碗蒸しなどができます。

過熱水蒸気加熱

中級機以上はだいたい搭載されてる加熱方式です。

水を加熱したら水蒸気になります。その水蒸気を更に加熱し、300℃以上の気体にします。

そいつを食材にあて加熱。

過熱水蒸気は他の加熱方式よりメリットがあります。

  • ビタミンCの破壊が抑制される
  • 油分の酸化が抑えられる
  • 塩分が溶け出すのでげ年効果がある
  • 油脂も溶け出すので脱油効果がある
  • 健康的

価格帯ごとに加熱方法の違い

少し書いてますが、安い機種はだいたい上下ヒーターのみの加熱です。

そこから3万円ぐらいの機種からスチーム機能、4万円ぐらいから過熱水蒸気加熱がちらほら入ってきます。

シャープの高めの機種はウォーターオーブンと名乗っており、過熱水蒸気だけで調理し、健康的な調理を全面的に押し出してます。

その他メーカーは加熱方法をいろいろ活用し、よりおいしく仕上げようとがんばります。

お手入れ

お手入れはちゃんとしましょう。

食品カスなんかがこびりついたままだと、においの原因になったり、なんと発火の原因になったり。

ヒーターのとこでも書きましたが、上面なんかに丸見えのヒーターあるタイプはお手入れしにくいです。

価格が高いタイプになるにつれ、凹凸が少なくなり拭き掃除なんかも簡単に終わります。

またスチーム機能対応製品だと、スチームを使ったお手入れモードがあり、汚れも取れやすくなります。

お手入れが嫌いな方はそんな機能もチェックして買うと、一層便利に使えますね。

まとめ

今回のまとめを簡単に。

  • 購入するサイズは、利用人数、置く場所を考えて決めましょう。商品によっては背面、左右など隙間が必要です。
  • どうやって温度検知を行うかは大事です。価格で行くなら重量、少し精度が高い商品なら湿度、蒸気センサー搭載。簡単に調理したいなら赤外線センサー搭載し、なおかつ複合的に検知できるタイプがおすすめ
  • 自分がどのような調理をしたいかで加熱方法を確認しましょう。とりあえず焼いたり温めが出ればいいなら安いヒータータイプ。調理の幅を広げるならスチーム付き。健康志向やよりおいしく料理したい人は過熱水蒸気つきを選ぶとよしです。
  • お手入れしやすいかどうかは、今後のあなたのレンジ生活にかかわります。軽くでいいのでチェックしておきましょう!

今後も楽しい家電ライフを!

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