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Amazonの格安タブは使えるのか?Dewsod実機レビュー

タブレット
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Amazonで販売されていた7,999円のタブレットの使用感は、実際どうなのか?と思い購入。どのような事に使えるのか、何ができないのか、いろいろ確認してみました。

使用感の簡単な感想は、

  • 全体的な動作はかなりもっさり
  • 本体の作りに高級感はない
  • インストールすらできないアプリがある
  • インターネット検索、YouTubeなどは楽しめる
  • 画質がキレイなゲームは無理

サクサクとした動作感ではありませんが、ネット検索をする、動画を楽しむといったことには問題なく楽しめます。メインのタブレットとして購入を検討するようなタブレットではありませんね。

詳しく見ていきましょう。

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Dewsodタブレットの基本スペック

カテゴリ詳細
ディスプレイ・サイズ:10.1インチ
・解像度:1200 x 800
・ピクセル密度:149 PPI
性能・SoC:Allwinner A133
・グラフィックス:GE8300
・メモリ:2GB(最大6GBへ拡張)
・ストレージ:64GB(最大1TBまでmicroSDで拡張可能)
・ストレージ種類:不明
・OS:Android 13 (起動時にはAndroid GOの表示)
ネットワーク・Wi-Fi:2.4GHzのみ
・Bluetooth:5.0
・GPS:なし
・センサー:加速度計
・ポート:USB-C、3.5mmオーディオジャック
カメラ・フロントカメラ:5MP
・リアカメラ:8MP
バッテリー・容量:5000mAh
・使用時間:約5時間
・充電:10W
デザイン・寸法:244 x 162 x 9.6 mm
・重量:470グラム
追加機能・オーディオ:ステレオスピーカー
付属品・TypeC USBケーブル
・ACアダプター
・説明書
あきち
あきち

標準メモリも少なく、Wi-Fiも2.4GHzのみでした。

快適な使用には不向きですね。

Dewsodタブレット10インチの外観レビュー

届いた状態からレビューしていきます。

外観

もしかしたらへこみとかあるかな?など思っていましたが、届いた時の箱はキレイな状態でした。

ただ、箱にはDewsodという記載は一切ありません。「SMART LIFE WITHIN REACH」と記載されているのみ。

違うタブレットが届いたのでしょうか。まぁこんなものかと思いながら開けていきました。

箱の中の梱包は、他のタブレットとは違って簡易的な梱包でした。

最初から貼ってあるフィルムに、どこに何の端子やボタンがあるか説明が記載されています。タブレットに慣れていない方には親切ですね。

裏面はシルバー色です。メタル素材ではありますがiPadのような高級感あるデザインではなく、若干チープな感じがします。

実際使用する分には問題はありません。

縦に持ったときの上から見たところです。右から音量ボタン、赤いボタンが電源、microSDカードスロット、USB TypeC端子の順番に並んでいます。

SIMカードに非対応のタブレットなので、SIMカードスロットはありません。

下辺です。何もありません。

左側面にスピーカーが2つ搭載されています。片側だけにしかスピーカーがないので、縦持ちではステレオ感を感じることはできなさそうですね。

右側面です。イヤホン端子があるだけですね。3.5㎜のイヤホン端子が搭載されていることは、うれしく思う方も多いはず。

カメラ部分は大きなでっぱりはありません。

付属品

付属品を確認していきます。

付属品は、

  • USB TypeCケーブル
  • ACアダプター
  • 取扱説明書

ACアダプターは10Wまで対応。

説明書には日本語で記載されているページもあります。タブレットを普段から使っている方はあまり見ることはないでしょうが、初心者の方には親切な説明書ですね。

サイズ・重さ

サイズと重さを測ってみました。

  • 長辺:244㎜
  • 短辺:162㎜
  • 厚さ:9.6㎜

重さは470gでした。

販売ページには「25cm*14cm*0.9cm;540g」と記載されていたので、短辺の長さと重さがかなり違う結果でした。

違う商品と間違えて記載されていたのでしょうか。実測は軽くなっているので、悪くはありません。

スペック測定:モッサリ動作だけど動画視聴は問題なし

電源を入れていろいろさわってみました。電源を入れてすぐ気づいたのですが、Android Goの記載がありました。そしてまた「SMART LIFE WITHIN REACH」のロゴ。

他のタブレットだと起動時はAndroidのみの表記です。今回購入したDewsodのタブレットは、簡易的なGoエディションが搭載されているのだと思われます。Android13搭載と販売ページには記載されていたのですが、謎ですね。

Android GOとは

Android Goは、メモリやストレージが限られたタブレットやスマホ用に最適化された軽量版OSで、データ使用を抑えつつスムーズに動作します。

全体的な動作はそこそこモッサリ気味です。起動にも時間がかかり、スムーズなタブレット操作ではありません。ブラウザでの動作やYouTubeは問題ありません。

ゲームアプリはインストールできないものもあり、いろいろなアプリを楽しみたい方にもおすすめしづらいタブレットですね。

アプリを使いスペック情報を眺めていたら、モデル番号に「LVILLE MB1001」という型番が記載されていました。おそらくこのタブレットの型番はMB1001ですね。

次からは数値でスペックを確認していきます。

各種ベンチマークチェック

ベンチマークアプリを使い、スペックを測定してみました。

Geekbench6をインストールすることができず、測定できていません。バッテリーテストもうまく動かず測定できませんでした。

Android GOの影響かスペックの問題なのかはわかりません。

チェック項目結果
Antutu V10ベンチマーク181,339
Antutu V10ストレージテスト37,359
Geekbench6ベンチマークインストールできず測定不能
PCMark for Android
ベンチマーク
3,661
PCMark for Android
バッテリーテスト 100%から20%
うまく動作せず測定不能
Antutu V10充電テスト50%→100%
2時間26分

Antutuは18万ほど

Antutu V10スコアは思っていたより高い数値です。このタブレットよりも快適に動くなぁと感じた「TECLAST P30T」は17万ほど。

Antutuスコア動作の目安
およそ400,000ブラウジングなど普段の動作はとても快適
ゲームも画質を求めなければ楽しめる
およそ220,000~250,000ブラウジングなど普段の動作は快適
ゲームは2Dのものなら楽しめる
およそ150,000~200,000サクサク感は減るが普段の動作は問題なし
ゲームは2Dのものなら楽しめる

「Antutuスコアは目安レベルでの確認がいいのだな」と改めて思った結果でした。

今回購入したDewsodタブレットに搭載されているSoCとメモリは、

  • SoC:Allwinner A133
  • メモリ:2GB(最大6GBへ拡張)
SoCとは

頭脳にあたるCPUや映像を作るエンジンなどがセットになったチップ。SoCの種類でタブレットなどの性能がかわる。

メモリとは

パソコンやタブレットが作業する机の広さ。メモリが大きいほどタブレットの作業効率が良くなる

SoCはエントリー向けのものが採用されています。買いやすい価格のタブレットなのでスペックはかなり控えめですね。メモリは標準で4GBはほしかったところ。

基本性能から考えてもいろいろなことを楽しむ方向けではありませんが、ネット検索や動画視聴には問題ありません。

予算を抑えた中でもある程度快適に動くタブレットを検討している方は、「TECLAST P30T」が使いやすく感じました。なんでも快適というわけではありませんが、普段の動作は今回紹介しているDewsodタブレットよりは快適ですよ。

▼Android14搭載でコスパ重視タブレット!TECLAST P30T♪

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ストレージテスト

テスト項目 結果関連する性能
総合テスト37,359
Sequence Read1,380大きなファイルの読み取り性能
Sequence Write1,396大きなファイルの書き込み性能
Random Access34,583小さなデータの読み取りや書き込み性能

総合テストはやたら高いスコアでしたが、大きなファイルの読み取り書き込みは多少低めでした。普段の動作にはSequence ReadとSequence Writeのスコアが大事になります。

最低でも100MB/sあれば大丈夫なので、数字から見ると普段の動作はギリギリ問題ありません。Random Accessのスコアが高いとアプリの動作が快適になりやすいのですが、SoCのスペックが低いので性能を生かしきれてない印象です。

ちなみにこのストレージテストをしているときに、タブレットが固まりました。何かしら負荷が加わると調子が悪くなるようです。

ディスプレイスペック:映画などは通常画質で視聴可能

Dewsodタブレットのディスプレイのスペックは、

  • ディスプレイサイズ:10.1インチ
  • ディスプレイ解像度:1280×800
  • 画素密度:149ppi
  • リフレッシュレート:60Hz
画素密度PPI(ピクセル・パー・インチ)とは

1インチの範囲に含まれるピクセルの数。画素密度が高いほど、画面上の画像や文字がより細かく鮮明に見える。画素密度が低いと、画像や文字が粗く、ぼやけて見えることがある。

リフレッシュレートとは

リフレッシュレートとは、1秒間に画面が何回更新されるかを示す数値。この数値が高いほど、動きがスムーズに見える。例えば、映画やゲームをよりなめらかに楽しむことが可能。

フルラミネートディスプレイではないので、ちょっと画面が遠くに感じられ、タッチ感度がやや劣ります。コストカットの要素がディスプレイにも出ていますね。

フルラミネートディスプレイとは

ディスプレイの製造過程で、液晶パネルと保護ガラス(またはタッチスクリーン)の間の空気層を取り除き、2つの層を直接接着する技術。ディスプレイの視認性が向上し、色の鮮やかさやコントラストが改善される。

解像度もHDなのでFHDディスプレイと比べると荒く感じますが、インターネットや電子書籍、動画を楽しむ分にはとくに困ることはありません。

WidevineはL3

今回購入したDewsodタブレットのwidevineセキュリティはL3でした。

widevineとは

タブレットやスマートフォンで使用されているデジタル著作権の管理方法のことです。
widevineにはL1、L2、L3の3つのレベルがあり、L3は評価が低くAmazonプライムビデオなどの画質がSD解像度(標準画質)でしか再生できません。
L1はセキュリティの評価が高く、いろいろな動画コンテンツをHD解像度以上のキレイな画質で再生可能です。
認証の関係でL1でもHD再生できない場合があるので注意が必要です。

  • Widevine: デジタルコンテンツの保護技術で、安全な動画視聴を支えます。
  • レベル: L1が最も高品質な視聴を可能にしますが、L3では標準画質になります。

Widevineの詳細はこちら

DRM infoというアプリで確認しましたが、L3で間違いありません。

サービスWidevineレベル視聴品質
NetflixL3標準画質
HuluL3標準画質
Amazon Prime VideoL3標準画質
Disney+L3標準画質
YouTubeL3標準画質

高画質でキレイな画質で映画やアニメを楽しむことはできません。標準画質なので人によってはボヤッとして、画質が気になるという方もいるかもしれません。

ですが意外と気にならないという方が多く、普通に見れるので大丈夫という意見が多数です。YouTubeはキレイな画質で楽しめますよ。

キレイな画質で映画やアニメを楽しみたいという方は、もう少しタブレットに予算を割く必要があります。見れれば大丈夫という方にはWidevineがL3のDewsodタブレットでも大丈夫ですね。

ディスプレイの色味チェック

フリー素材の画像をディスプレイに映してみて、第9世代のiPadと比べてみました。Dewsodタブレットが青みが強い画質ですね。

比べてしまうと画質に差を感じてしまいますが、Dewsodタブレットだけを使うのであれば違和感はあまり感じませんでした。

でも、色の確認が必要な作業をするという方は、iPadなどのディスプレイの質がいいタブレットを選びましょう。

ブラウザ動作テスト

多少のモッサリ感が伝わりますでしょうか?

ブラウザの読み込みは回線速度も関係してきますが、他のタブレットではある程度快適な時間帯でも読み込みが遅い傾向があります。

インターネット検索もサクサク快適に楽しみたいという方は、ストレスを感じるかもしれません。サブで使う、お子様が検索に使うなど用途を考えれば十分使えるスペックと感じました。

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バッテリーの確認

バッテリーの持ちも数値で確認したかったのですが、いつも使っているPCMark for Androidのバッテリーテストがうまく動作してくれませんでした。

実際にいろいろ使いながら過ごしてみたところ、5時間ぐらい動画やブラウジングを使うと100%から20%という体感です。

Antutuのアプリで充電時間は確認できました。

50%の残量から100%までにかかった時間は2時間26分でした。バッテリー容量は5,000mAhと多くないので、充電時間も短めです。

寝る前に充電するスタイルであればまったく問題ありませんよ。

充電の電力ですが、付属のACアダプターとTypeCケーブルで10W充電できていました。バッテリー持ち、充電に関しては他のお買い得なタブレットと比べても、とくに気になる点はありません。

もちろんUSB PDなど高速充電が必要という方には物足りないスペックですが、価格を考えれば十分ですよね。

カメラの画質

↑Dewsodタブレットで撮影。

↑第9世代iPadで撮影。

正直に言って画質などよくわからないと思う私ですが、カメラの画質はよろしくないですね。タブレットで写真を撮ることは多くないので、画質は気にしなくてもいいです。

でもQRコードの撮影だったり、メモ代わりの撮影には使いますので、カメラをなくすのはやめてほしいところ。格安タブレットに搭載されているカメラは記念撮影用ではなく、おまけレベルと思って使いましょう。

ゲームアプリの動作確認

ゲームをプレイしてみて動作の確認をしてみました。残念ながらいつも楽しんでいる「原神」「勝利の女神NIKKE」はインストールができません。

Android GOの影響かスペックの影響でインストールできないのかは不明です。誰か教えてください。

タイトル動作
原神×
インストールできず
マインクラフト×
まともに操作できず
Call of Duty Mobile×
途中で固まらなかったが、
カクカクでうまく操作できず
勝利の女神:NIKKE×
インストールできず
モンスターストライク
快適に楽しめる

マインクラフト

カックカクで遊べませんでした。この価格でマイクラぐらい楽しめればかなりの高コスパと思ったのですが、そうはいきません。

この価格帯のタブレットでは、3D表現のゲームはかなり苦手ですね。

Call of Duty Mobile

動作がガクガクなのでスムーズには遊べません。でもフリーズすることはなんとありませんでした。

フリーズしないことに驚いたという事に驚きました。

モンスターストライク

モンストのようなカンタンな画質のアプリは快適です。パズドラなど2D画質のものは充分楽しめるので、お子様がちょっと遊ぶ、家事の合間に楽しむというぐらいならOKなスペックですよ。

Dewsod実機レビュー まとめ

最後に、今回購入したDewsodタブレットを使ってみておすすめな人、おすすめではない人をまとめました。

Dewsodタブレットがおすすめな人

  • とにかく予算を抑えたい
  • 動画やインターネットが見れればOK
  • 多少のカクカクは気にしない

Dewsodタブレットがおすすめじゃない人

  • 普段の動作も快適に楽しみたい
  • キレイな画質で映画やアニメを楽しみたい
  • ゲームをいろいろ楽しみたい

Dewsodタブレットは今回紹介した商品以外にもいろいろあります。型番が販売サイトにないので案内が難しいのですが、その中でも価格が1万円を切るタブレットを選んでいます。

価格を考えればまぁこんなものかな?と思える性能ですので、なんでもサクサク楽しみたい方はやめておきましょう。大きな画面で動画が見れれば大丈夫、お子様用などサブでちょっと使うぐらいならいいのではないでしょうか。

ぜひタブレットを選ぶときの参考にしてください♪

最後までお読みいただきありがとうございました^^

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