Widevine L1に対応した「ALLDOCUBE iPlay50mini Pro NFE」。NFEがつかないiPlay50mini ProはWidevineがL3だったので、今回のアップデートモデルはとてもうれしいと思う方も多いはず。
iPlay50mini Pro NFEは持ちやすく操作しやすい8インチクラスタブレット。ミドルスペックのSoCであるHelio G99を搭載しているので、動画視聴やブラウジングはサクサク快適ですよ。
実機を購入してみたのでレビューしていきます。
▼コンパクトで動画もキレイでサクサク快適!iPlay50mini Pro NFE♪
ALLDOCUBE iPlay50mini Pro NFEの基本スペック
カテゴリ | 詳細 |
---|---|
ディスプレイ | ・サイズ:8.4インチ |
・タイプ:In-cell IPS | |
・解像度:1920 x 1200 | |
・ピクセル密度:283 PPI | |
・輝度:300 cd/m² | |
性能 | ・SoC:MediaTek Helio G99 オクタコア |
・グラフィックス:Mali G57 MC2 GPU | |
・メモリ:8GB(最大16GBへ拡張可能) | |
・ストレージ:256GB(最大512GBまでmicroSDで拡張可能) | |
・ストレージ種類:UFS2.2 | |
・OS:Android 13 | |
ネットワーク | ・4G LTE:あり、VoLTE対応 |
・FDD: B1/2/3/4/5/7/8/20/28AB/66 ・TDD: B38/39/40/41 | |
・Wi-Fi:デュアルバンド(2.4 GHz + 5 GHz) | |
・Bluetooth:5.2 | |
・GPS:あり、GLONASS、Galileo、Beidou対応 | |
・FMラジオ:あり | |
・センサー:加速度計 | |
・ポート:USB-C、3.5mmオーディオジャック | |
カメラ | ・フロントカメラ:5MP |
・リアカメラ:13MP | |
バッテリー | ・容量:5000mAh |
・使用時間:約9.5時間 | |
・充電:18W PD高速充電(付属充電器は非対応) | |
デザイン | ・寸法:202.7 x 126.7 x 7.5 mm |
・重量:307グラム | |
・カラー:ディープスペースグレー | |
追加機能 | ・オーディオ:モノラルスピーカー |
・対応アクセサリー:保護ケース、キーボード、スタイラスペン | |
・特別なソフトウェア機能:分割画面、カスタマイズ可能なアイコンライブラリ、ワンスクリーン機能 | |
付属品 | ・TypeC USBケーブル ・ACアダプター ・説明書 ・SIMピン |
コンパクトですが、基本スペックは満足レベルのタブレットですね♪
ALLDOCUBE iPlay50mini Pro NFEの外観レビュー
届いた状態からレビューしていきます。
外観
箱にへこみや、破れている箇所もなくキレイな状態で届きました。
開けた状態。
ディスプレイには保護フィルムが最初から貼ってあります。
最初に貼ってあるフィルムは優しくはがしましょう。1枚目のフィルムの下に保護フィルムがあります。気泡もなくキレイにはられていました。
しかし指の滑りがあまりよろしくないフィルムです。最初は多少気になりましたが、慣れれば問題ありません。気になる方はフィルムを別に購入したほうがいいでしょう。
背面はメタルボディで指紋が付きにくく、非常に高級感があります。チープな作りではないので、持ち運びでも満足できるようなデザインです。
初期設定後ですが、シンプルなアプリ構成です。画面の下部にDockバーがないのは残念ポイントですね。
カメラ部分は少しのでっぱりで気になりません。
側面のボタン配置なども見てみます。
上辺です。見えづらいですが、左の隅にイヤホンジャックがあります。
下辺にはスピーカーがあります。スピーカーは1つだけ。音質重視ではないタブレットなので仕方ない部分ですね。
右辺です。縦持ちにすると右の上の方に電源ボタンと音量調整ボタンがあります。
左辺にはSIMカードスロットがあります。
電源ボタンの配置、イヤホンジャックの配置などでここが困るという部分はなく、無難な配置です。スピーカーが1つなので、音質重視という方には向いていないタブレットですね。音が出れば大丈夫という方には問題ありません。
音質が気になる方はイヤホンジャックやワイヤレスイヤホンで音を強化して利用しましょう。
サイズ・重さ
ALLDOCUBE iPlay50mini Pro NFEの実際のサイズを確認してみます。
長辺は202㎜
短辺は126㎜
厚さは7.8㎜
重さは309g。
公称値が、
- サイズ:長辺202.7 x 短辺126.7 x 厚さ7.5 mm
- 重さ:307g
に対して実測が、
- サイズ:長辺202 × 短辺126 × 厚さ7.8 mm
- 重さ:309g
となり、ほぼ公称値通りでした。
実際に500gクラスのタブレットと持ち比べてみても、8インチというサイズが非常に持ちやすく使いやすいタブレットです。自宅や外出中など、いろいろな場所で手軽に使うという方にはベストなサイズに感じます。
10インチのタブレットの方が映像の迫力はありますが、8インチでもスマホより大きくとても見やすくなります。簡単なゲームやネットニュースの確認、動画視聴など十分満足して見ることができますよ。
10.2インチのiPadとのサイズ感の違いです。
ディスプレイの大きさは比べると全然ちがいますね。 iPlay50mini Pro NFEがかなり小さく感じます。
大きな画面で映画やアニメを楽しみたいという方には、10インチクラスのタブレットをおすすめします。迫力はぜんぜん違いますが、8インチのほうが持ちやすいし、ギリギリ片手でも扱えて操作がしやすいですよ。
専用ケースはチープな作り
専用のケースが安く買えたので一緒に購入してみました。
ALLDOCUBEのロゴがついており、メーカー純正感がありますがペラペラな質感です。
フタ以外の部分が半透明の仕様で、安物感がかなりただよいます。
装着してフタを閉じても、ピシッとしっかりフタが閉まる仕様ではありません。
スタンドとしてはちゃんと活躍してくれるので、使えないようなケースではありません。とりあえず防御力を上げたいし、スタンドして使えれば大丈夫という方向けです。
▼コンパクトで動画もキレイでサクサク快適!iPlay50mini Pro NFE♪
スペック測定:普段使いには十分快適!
ディスプレイのスペック、動作をチェックしていきます。
ブラウジングチェック
動画の閲覧や電子書籍、軽いゲームなどはまったく問題ありません。ブラウジングのスクロールもスムーズで使っていてストレスを感じることはありませんでした。
YouTubeとブラウジングを同時起動してさわってみました。ブラウザ側のスクロールもスムーズで普通に楽しめます。
多少読み込みが遅れるシーンがありましたが、ストレスを感じるほどではありません。
8インチのディスプレイでは画面分割すると、大きめのスマホを2台同時に使っているぐらいの感覚です。作業効率のアップにつながりますよ。
各種ベンチマークチェック
ベンチマークアプリを使って性能を測定してみました。
チェック項目 | 結果 |
---|---|
Antutu V10ベンチマーク | 402,228 |
Antutu V10ストレージテスト | 45,942 |
Geekbench6ベンチマーク | Single-Core Score 712 Multi-Core Score 1,877 |
PCMark for Android ベンチマーク | 8,874 |
PCMark for Android バッテリーテスト 100%から20% | 輝度100% 5時間10分 |
Antutu V10充電テスト 123分 | 49%→99% |
動作テストではAntutuスコアが40万を超えてきました。搭載されているSoCであるHelio G99のスコアが40万ほどなので、スペック通りのスコアですね。
実際の動作でも十分快適にタブレットを楽しめます。簡単なゲームなどもやってみましたが、スムーズに遊べますよ。
YouTubeなどの動画視聴やブラウジングなどはiPadと比べても、同じような動作感で使うことができます。あなたがタブレットで利用したいことが、動画やブラウジング、電子書籍のような普段の動作であればiPlay50mini Pro NFEで十分満足できる動作で楽しめますよ♪
Antutuスコア | 動作の目安 |
---|---|
およそ400,000 | ブラウジングなど普段の動作は快適 ゲームも画質を求めなければ楽しめる |
およそ220,000~250,000 | ブラウジングなど普段の動作は快適 ゲームは2Dのものなら楽しめる |
ストレージテスト:高速ストレージで高いスコア
テスト項目 | 結果 | 関連する性能 |
---|---|---|
総合テスト | 45,942 | |
Sequence Read | 11,842 | 大きなファイルの読み取り性能 |
Sequence Write | 11,195 | 大きなファイルの書き込み性能 |
Random Access | 22,905 | 小さなデータの読み取りや書き込み性能 |
同じUFS2.2を採用している他のAndroidタブレットより高いスコアでした。アプリの起動もスムーズでストレスを感じません。
重たいゲームはそれなりの時間がかかりますが、ストレージ性能が低いタブレットと比べると十分快適です。
SoCのスペックも大事ですが、ストレージの性能でもタブレット全体の動作速度に影響します。iPlay50mini Pro NFEは高速なストレージを搭載しているので、全体の動作もキビキビ動いてくれました。
バッテリーテスト:もう少し長く持ってほしい
バッテリーのスペックですが、
- 容量:5,000mAh
- 輝度100%でバッテリー20%までの時間:5時間10分
- 充電時間:2時間で50%充電
1日中使いっぱなしという方には物足りないバッテリーですね。休みの日は1日中動画や電子書籍、ゲームに使っている方は充電をはさみながら楽しみましょう。
外でたくさん使う方は輝度を落としたり、モバイルバッテリーで対応する必要がありますね。隙間時間にちょこちょこ使う方には問題ありません。
実際の充電速度も計測してみましたが、付属のACアダプターでは10Wほどの充電速度です。iPlay50mini Pro NFE自体は18Wまで対応するので、充電時間を速くしたい方は対応するACアダプターを別途購入しましょう。
ディスプレイチェック:キレイな画質で楽しめる
ディスプレイのスペックを確認していきます。
- ディスプレイ解像度:1920×1200 FHD
- 画素密度:283ppi
- リフレッシュレート:60Hz
画素密度が高く、電子書籍の文字もキレイに表現されます。カラー雑誌の細かな字までしっかり表示されるので読みやすく、目が疲れにくくなります。
実際に電子書籍も試してみましたが、問題なく読めます。コンパクトなので持ちやすく、読書するには最適では?と思うほどでした。
細かな字も高精細で読みやすいので、電子書籍が多いという方にも十分おすすめできます。
iPadと比べた画像
iPlay50mini Pro NFE(上)とiPad(下)を並べた画像です。
特に画質をいじってはいないのですが、iPlay50mini Pro NFEはiPadとあまり変わらない色あいでした。肉眼でも同じ印象なので、ディスプレイの発色は満足できるレベルです。
Widevineの確認
WidevineもちゃんとL1表記。ひとつ前のiPlay50mini ProはL3でしたので高画質再生できませんでした。今回のこのWidevineに関するアップデートはかなりうれしい要素ですね♪
iPlay50mini Pro NFEはNetflixも高画質再生が可能だったので、キレイな画質で映画やアニメを楽しむことができますよ。
Widevineの詳細はこちら
実は初期設定後すぐ確認したところ、このwidevineに不具合が出ました。アプリでチェックしてみるとL3の表記になり、標準画質でしか再生できないという事態が発生。
メーカーに聞いてみたところ、すぐに交換しますとの連絡がきました。
ただ、私の場合は初期化して再度設定することで改善。もしも同じ症状が出た方は、慌てず初期化してみましょう。
▼コンパクトで動画もキレイでサクサク快適!iPlay50mini Pro NFE♪
ゲームチェック:軽めのゲームならOK
iPlay50mini Pro NFEを使い複数のゲームで動作を確認してみました。参考にしてください。
タイトル | 動作 |
原神 | △ 低画質では快適に楽しめる |
ウマ娘 | 〇 画質を落とせばスムーズに楽しめる |
マインクラフト | ◎ 読み込みなども問題なし |
Call of Duty Mobile | △ 標準画質でスムーズに遊べる ジャイロがないのでエイムがきつい |
勝利の女神:NIKKE | ◎ 快適に楽しめる |
にゃんこ大戦争 | ◎ 快適に楽しめる |
原神
動画は最低画質でのプレイ映像です。高画質設定にすると、発熱するよ!の警告と動きが若干カクつきます。
発熱での負荷が心配なので、画質を落として遊ぶ方がいいでしょう。画質を求める方にはおすすめできないですね。
遊べれば大丈夫という方には問題ありません。低画質では十分スムーズに楽しむことができますよ。
ウマ娘
普段の育成パートはまったく問題なく動作します。ライブパートの動作も快適ですが、音質はよくないのでイヤホンなどの活用をおすすめします。
レースシーンですが、画質を上げての設定ではカクつきます。動画は高画質設定ですが、カクついてちょっとスムーズさが欠けますね。
実際にこちらで操作をするわけではないので、ゲームプレイに支障があるわけではありません。なめらかな映像で楽しみたい方や、バッテリーの消耗を抑えたい方は画質を下げて楽しみましょう。
マインクラフト
マインクラフトは問題なく快適です。チャンクの読み込みなどもスムーズなので、走り回ってもスムーズですよ。
マイクラはある程度スペック低いタブレットでも十分楽しめますね。iPlay50mini Pro NFEはコンパクトなので、お子様でも建築などを楽しみやすいですよ。
Call of Duty Mobile
画質は普通画質でスムーズですが、ジャイロがないのでエイムがしにくいですね。FPS系のゲームはタッチパネルだけではかなり厳しい印象です。
雰囲気だけ楽しめればいい方は問題ありませんが、難しくないですか?
勝利の女神:NIKKE
スムーズに楽しめます。操作も簡単なゲームなので問題ないですね。画面が大きなタブレットよりコンパクトなタブレットの方が遊びやすいように感じます。
にゃんこ大戦争
2Dのゲームはもちろん問題ありません。お子様が遊ぶようなゲームはまったく問題ないので、子供用タブレットとしても大活躍です。
▼コンパクトで動画もキレイでサクサク快適!iPlay50mini Pro NFE♪
カメラチェック:画質はまぁまぁ
iPlay50mini Pro NFEに搭載されているカメラの性能は、
- 背面:1300万画素
- 前面:500万画素
高解像度のカメラが搭載されています。設定できる項目も複数あり、好みの写真撮影が可能。
実際に撮影してみました。田舎なので殺風景ですが。
普通に撮影できます。
白いものを撮影したときにハッキリした品質になりませんでした。同じものをiPadでも撮影してみました。
全然違いますね。写真撮影はiPadやスマホがキレイに撮影できます。
タブレットで写真撮影する機会はあまりないですが、iPlay50mini Pro NFEはメモなどの撮影には十分活用できますよ。
音質チェック:聞ければ大丈夫という方向け
スピーカーが1つだけなので、音質に期待するタブレットではありません。iPadと比べてみると、低音など実際に聞こえるはずの音がわからなかったりします。
販売ページにも「音質がご期待に添えない場合もございます」と記載されているので、iPlay50mini Pro NFEの音質に文句は言わないようにしましょう。
Youtubeなど音が聞ければ大丈夫という方ならいいのですが、音質を重視する方はイヤホンやワイヤレススピーカーの活用が必要です。
GPSチェック:ナビとしては多少使いづらい
ALLDOCUBE iPlay50mini Pro NFEにはGPSが搭載されているので、ナビもしてくれます。
対応している衛星システムは、
- GPS
- Beidou
- Galileo
- Glonass
です。SIMカードを使えばカーナビとしても活躍してくれます。
ただ電子コンパスが内蔵されていないので、向いている方角がよくわからなくなります。一度走りだせばある程度補正が入りますが、スタートするときにどっちに行けばいいのかわかりづらいですね。
ALLDOCUBE iPlay50mini Pro NFEを選ぶ3つの理由
⇒スムーズで快適な動作
SoCにミドルスペックのHelio G99を採用。負荷が重たいアプリなどはスムーズには扱えませんが、動画視聴やブラウジング、電子書籍は快適に楽しめます。簡単なゲームも楽しめるので、普段の利用が多い方にはコスパよく楽しめるタブレットですよ。
⇒高画質な映画やアニメを楽しめる
ALLDOCUBE iPlay50mini Pro NFEはWidevine L1に対応。HuluやAmazonプライムビデオはもちろん、Netflixも高画質再生ができます。ディスプレイの解像度が高いので、高精細でキレイな画質で映画やアニメを楽しむことができますね。
⇒高機能でコンパクトボディ
いろいろな事が楽しめるALLDOCUBE iPlay50mini Pro NFEですが、高機能が8.4インチのコンパクトボディにギュッと詰まっています。軽くて操作もしやすいので、お子様でも扱いやすいですし、外で多く使うというかたも持ち運びが楽になりますよ。
ALLDOCUBE iPlay50mini Pro NFEはどんな人におすすめ?
さわってみた感じで、どんな方におすすめかまとめました。
こんな人におすすめ!
おすすめではない人
コンパクトで操作しやすく、エンタメは充分楽しめる!
ALLDOCUBE iPlay50mini Pro NFEは8.4インチのコンパクトサイズなので持ちやすく、操作しやすいタブレットでした。スピーカーはよくありませんが、動作は快適でキレイなディスプレイも搭載されています。
「調べものをするぐらいなので、高スペックなタブレットは必要ない」「ゲームもちょっと楽しめれば大丈夫」という方には高いコスパのタブレットです。
メーカーのアフターサポートも迅速丁寧だったので、安心して購入できるタブレットですよ♪
最後までお読みいただきありがとうございました^^
▼コンパクトで動画もキレイでサクサク快適!iPlay50mini Pro NFE♪
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